脳の仕組みからわかる記憶のメカニズムとは?

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脳の仕組みから紐解かれる記憶のメカニズムとは?

学習暗記術を極めていくためには脳の仕組みと記憶のメカニズムの関係を理解しておくことが重要です。

そこでこの記事では、そもそもの脳の仕組みと記憶との関係を受験や資格取得などにおける記憶(暗記)の効果を上げることを目的にできるだけわかりやすく解説したいと思います。

少しでも参考になれば嬉しいです。

脳の仕組みはどうなってる?

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脳は体重のわずか2.5%しかありませんが、全身の15%の血液、全身の30%の酸素を消費しているそうです。

人の身体全体をコントロールしている脳には大きく分けて以下に挙げる3つの部位が司令塔の役割を果たしています。

大脳

脳の中でももっとも大きな部分で、成人で1200~1500gの脳の中で約800gを占めています。

大脳は知的な働きをする人体の司令塔のような役割をしており、大きく以下の3つの働きをしています。

運動や知覚などの中枢として

一つ目は、外部から刺激や体内で起こったことなどを感じ取り、情報を分析し身体全体に命令を発する役割を果たしています。

知的な働きをする器官として

二つ目は、目(視覚)や耳(聴覚)から送られてきた情報を受け取り、思考したり記憶する役割を果たしています。

感情をコントロールする器官として

喜び・怒り・悲しみ・楽しみなどの喜怒哀楽などの感情の働きをコントロールする役割を果たしています。

また、この大脳辺縁系にある海馬は、このブログのテーマである記憶に大きく関わる器官です。

ほかの記事に詳しく記載しますが、短期記憶の保持と長期記憶の固定を行っています。

小脳

小脳は歩く・走る・立つ・座るなど身体のバランスをとるために皮膚や筋肉から情報を受け取り運動全般をコントロールしています。

大脳皮質からの情報と末梢神経からの情報を比較することでより運動を正確かつ円滑にスタートしたい継続する役割を果たす機能を持っています。

脳幹

脳幹は呼吸や心臓を鼓動させたり平衡感覚を調整する中脳・橋(きょう)・延髄と食べ物や水分をとりたくなるように刺激したり、体温を一定に保つ間脳(視床・視床下部・脳下垂体)からなっています。

つまり生きるための働きをコントロールしているわけです。

引用元:脳について – からだとくすりのはなし

謎の多い脳の仕組みと記憶との関係とは?

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人間の脳は科学界の中でも最大の難題。

大脳について先述した中に登場した海馬こそが記憶と大きく関わっている器官と言われています。

記憶の種類に関しては、また別記事でも取り上げますが、記憶には短期記憶と長期記憶があり、長期記憶はさらにエピソード記憶と意味記憶があります。

そして海馬はこのエピソード記憶に深くかかわっており、神経細胞を結合し短期記憶から長期記憶へと情報を結びつける中期記憶をつかさどる器官です。

日常的な出来事や学習して覚えたことは、一度この海馬にファイリングされて整理され大脳皮質に保存される、いわば海馬は記憶を仕分ける司令塔のような役割を果たしているわけです。

記憶のメカニズム そのキーワードはニューロンだった!

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脳が記憶といった高度なことができるのは、脳の中にニューロン、つまり神経細胞というものがあるからです。

脳全体のニューロン(神経細胞)の数はなんと1000億個とも言われています。

そして、以下の3つの部位から構成されています。

細胞体

細胞体の中心部には核が存在し、細胞が活動するために必要なたんぱく質などがこの細胞体の中で作られています。

樹状突起(じゅじょうとっき)

細胞体から伸びており他の細胞からの信号入力を受ける役割をしています。

軸索

細胞体から伸びた突起で長いものでは10センチから1mに及ぶものもあります。

軸索はほかの細胞体と結合することで脳の活動に必要な情報ネットワークを作っています。

また、別の記事でも紹介をしていきますが、連想記憶と呼ばれるものがあり、より深いレベルの記憶と言われています。

脳の記憶の中心が海馬であることは長く研究し知られていましたが、連想記憶の背景はあまり研究されてきませんでした。

しかし、最近の研究では、内側側頭葉の特定のニューロンがこの連想記憶と高い共活性を持つことがわかりました。

学習などの記憶にもこの連想記憶を活用することで効率が上がる可能性があります。

引用元:日本学術会議・おもしろ情報館

引用元:「記憶」に深く関わるニューロン発見、脳の治療や書き換えに繋がる可能性

脳の仕組みと記憶のメカニズムのまとめ

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いかがでしたか?

この記事では受験や資格取得のために必要な記憶に関し解説を進めるために、そもそもの脳の仕組みについて、いろいろな参考資料を基に解説をしてきました。

とはいえ、脳についてはまだまだ未知の部分が多く残っておりこれからもさまざまな研究が繰り返されることが予測されます。

また、新たな発表があったおりには取り上げていきたいと思います。

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